PCですぐ目が疲れる人へ
★あなたのディスプレイの設定は正しいですか?★

日本全体の8割のパソコンに関係あることで、パソコンで目が悪くなる一番の原因ですから、
難しい言葉が多いですが、設定を最適化するか否かで、パソコンライフが快適になるか
拷問になるかが決まりますので、我慢して読んで下さい。設定変更は1回だけですから^^)

ワープロや表計算などで、白背景に黒文字の作業を長時間やる人には特に重要な変更
です。また、ハンゲでは、あまり全体が動かないゲームでは、かなり快適になりますよ。

ディスプレイ全体が、古くなった蛍光灯のようにチラチラと点滅してるような気がしたり、
まぶしくて見つめていられないような気がしませんか?
メモ帳やワープロなどのように、何も書いてない真っ白い背景の状態で[最大化]して画面に
焦点を合わせずに見たり、画面の真ん中を見つめた時、焦点の合ってない周囲部分が
判りやすいでしょう。

これは『フリッカー』と言って、ディスプレイの「ちらつき」のことです。

ゲームに限らず、パソコンを使っているとすぐ目が疲れる人のほとんどは、
『画面のリフレッシュ・レート』が標準設定のままだからです。

買ったばかりのパソコンとか、新しくウィンドウズを入れたばかりのパソコンの場合、
ディスプレイ設定もウィンドウズ標準設定のままです。
(つまり、自分で設定変更しないと変わりません)

標準設定では、垂直同期周波数が60Hz(ヘルツ)に固定されています。
(わからない人は「60」という数字だけ覚えて下さい)
ディスプレイは一枚の絵に見えますが、1秒間に60回書き換えています。
その書き換える速度を速くすると、人間の目にはフリッカーをほとんど感じなくさせられます。
これを『フリッカーフリー』と言い、垂直同期周波数72Hz以上を指します。

まちがい探しは、他のゲームに比べて特に目を酷使するので、85Hz以上にしたいですね。
(敏感な人・目の応答速度の速い人は、85Hzでもフリッカーを感じます)

ただし、パソコンの表示能力とディスプレイの表示能力(性能)との兼ね合いがありますので、
単純に数値を上げることは出来ませんが、75Hz位ならどのパソコンでも設定可能です。
(出来ない場合は、よほど古いか、正しいビデオドライバが入っていません)
リフレッシュレート変更手順1〜5
★「画面のリフレッシュ・レート」変更★

※以下の作業は、【自己責任】でお願いします。
※分からない人は、パソコンに詳しい人にサポートしてもらって下さい。
※基本的な作業ですし、この方法はどのウィンドウズでも同じです。
※ディスプレイ性能に合わない数値を設定すると、寿命が縮まるどころか壊れます。

デスクトップ(画面)の何も(アイコンが)無い所で、

1.右クリック→[プロパティ]

2.[設定]タブをクリック

3.[詳細設定]ボタンをクリック

この先は、ビデオドライバによって見た目が違いますが、タブの先頭5個は同じです。

4.[アダプタ]タブか、[モニタ]タブをクリック(どちらかにあります)

5.「モニタの設定」の項目に、
  「画面のリフレッシュレート(S)」があります。
  その下の「60ヘルツ」とか書いてある所をクリックすると
    (60ヘルツと書かれていない場合は、「既定の設定」等の漢字で書かれています)
    (メーカーによって違います)
  他の数字が出て来ますので、72〜85を選んでクリック。
    (100以上を選択出来ても、ディスプレイの性能を超えた
     数値を指定すると、ディスプレイが壊れますので、適当に)

  変更出来ない場合は、後述。
リフレッシュレート変更手順6〜
6.一番下の[適用(A)]ボタンをクリック

  「デスクトップのサイズを変更しました。この設定を保存しますか?」が正常に表示されたら、
  [はい]ボタンをクリックして、全てのウインドウを[OK]ボタンをクリックして閉じて下さい。
  (リフレッシュレートを変更すると、画面のサイズや表示位置が変わりますので、後で修正)

  もし画面が真っ暗なまま何も表示されなかった場合は、慌てずに15秒待って下さい。
  自動で元の設定に戻ります。(もしフリーズしたら、そのパソコンは異常です)
  原因は、ディスプレイの性能に合わない数値を指定したせいです。
  72か75なら大丈夫な筈なんですけど、ディスプレイが古いのかな?
  パソコンに詳しい人に相談して下さい。

7.ディスプレイの表示位置・サイズの修正は、取扱説明書を見て頑張って下さい。
  (メーカーによって表現が全然違います。また同じメーカーでも製品によって違います)

  ディスプレイは、解像度と垂直同期周波数の関係を覚えていてくれますので、
  仕事用(1024x768)と、ゲーム用(800x600)の、両方の設定をしておきましょう。

  ディスプレイの修正では、いつも使う場所で修正することが重要です。
  地球の磁場や周囲の磁気の影響を受けるからです。
  極端な例では、同じ部屋でも設置場所や向きを変えただけでズレることがあります。
  それと、本当は17インチなのに、15インチ分しか表示していない人もいるそうです。
リフレッシュレート変更 注意
モニタの設定

  『 □ このモニタでは表示できないモードを隠す 』

このチェックをはずさないで下さい。ディスプレイが壊れます。

はずせば、100ヘルツ以上選択できることがありますが、
150・200ヘルツに対応出来るディスプレイは、一般では手に入りません。
ディスプレイの取扱説明書で、「垂直同期周波数範囲」を確認しましょう。

ビデオカードによっては、ディスプレイ性能・規格を自動取得するものがあります。
その範囲を超えないようにしましょう。

仮に質問を受けても、
ディスプレイ性能、ディスプレイ・ドライバ、ビデオ性能、ビデオ・ドライバの関係で
リフレッシュレート選択の幅が決まりますので、具体的には指示できません。

質問される場合、パソコンの動作環境(CPU、メモリ、OS)や、ビデオチップ名、
ディスプレイのメーカー・型番、ドライバのバージョン等を明記していただかないと、
ただ「動きません」「出来ません」では、答えようがありません。
(これが正確に書ける人なら、自分で対処できるでしょうけどね)

繰り返しますが、設定変更は『自己責任』でお願いします。(壊れたと文句を言わないで下さい
) よく分からない方は、詳しい人に相談してからにしましょう。
リフレッシュレート変更 液晶の場合
液晶ディスプレイは、3種類あります。

@アナログ液晶ディスプレイ:
  ふつうのTV型ディスプレイ(CRT)と同じように使える為、
  リフレッシュレートを変更できる製品が多い。

Aデジタル液晶ディスプレイ:
  デジタル接続の為、リフレッシュレートを変更する必要はありません。
  また、通常は変更できません。

Bノート用液晶ディスプレイ:
  新しくて高性能なノートPCの場合、デジタル接続されている事が多い。
  古いノートPCや、安いノートPCの場合、アナログ接続されていますが、
  60Hzに固定されていて、変更できないことの方が多い。
  画面の明るさを変更することで、目の疲れを和らげることが出来ます。
画面の明るさも重要
画面のリフレッシュレート変更だけでなく、「画面の明るさ」「コントラスト」も調整しないと、
目が疲れたり、目が悪くなる原因となります。(明るすぎる設定の人が多いようです)

部屋の明るさに合わせての変更が必要ですが、簡単な見分け方は、
パソコンに電源を入れる前にディスプレイのスイッチを入れて、
真っ暗な筈の画面が薄白く見えたら、ディスプレイの設定が明るすぎます。
昼用と夜用の2種類を設定できれば良いでしょう。

高機能ディスプレイの場合、画面の色温度も変更できます。
照明の種類によって設定を変更することで、白色を正確に表現できます。
つまり、間違い部分の色を、より正しく表現させることができます。