リソース

リソースについて

これまでの作戦は、1ヶ月に1度は実行してほしいメンテナンスで、この作戦の下準備でした。 いよいよメイン・イベント、システムリソースの最適化作戦(中危険度)を発動します!

ウィンドウズ98・98SE・Meは、16bit Windows と言われていて、同じ習性を持っています。 ちなみに、2000・XPは、32bit Windows です。 16bitと32bitでは、数が大きい方が処理能力が高いといえますが、ポイントは基本設計の 違い。(bitとは何?という話をすると、とんでもなく長く難しくなるから、数字だけ覚えてね)

16bit Winは、MS-DOS時代(大昔)からの互換性を重視して来たので、基本設計は 殆ど変わらず、増築・改築だけで機能アップして来た結果、いろいろと困った問題があります。 その中で、16bit Win最大の問題点は、メモリ管理がすっごくヘタクソだということ。 メモリをたくさん増設しても有効に活用してくれないどころか、たくさん増設すると逆に遅くなる という怪現象まで現れます。それを表すのが「リソース」の空き容量が何%かという数値です。 システムがフリーズしたり、処理が遅くなる大原因の一つです。

今、ふつうに起動して、ハンゲ画面でサークル掲示板が表示されてますね? このまま、リソースメーターを起動してみましょう。

[スタート]→プログラム→アクセサリ→システムツール→リソースメーター リソースメーター起動時に「…プログラムで使用するシステムリソースを……の処理速度が 遅くなることがあります」という警告画面が出ます。(馬脚が出てますね)

起動するたびに出て来てウザイので、内容を読んでからチェックを入れてOKボタンをクリック。 右下のアイコントレイに格納されます。 そのアイコンの上にマウスポインタを持って行くと、%の数値が表示されます。 アイコンの上で右クリック→「詳細」をクリックすると、リソースメーターがデスクトップに出て 来ます。邪魔にならないすみっこに置いておきましょう。

リソース 説明2(続き)

さて、数値はどうなっていますか?

システムリソース:残り○%、Userリソース:残り○%、GDIリソース:残り◎%

システムリソースとUserリソースは、ほぼ同じ数値ですね?全てメモしておいて下さい。 この中で注目すべきは、「システムリソース」です。他の数値は無視していいですよ。 これが50%を切ってると、ゲームでフリーズする確率がはね上がります。 ハンゲにログインする前に40%を切ってるPCの場合、ゲーム出来ません。

このシステムリソース残りが少なくなってるのは、常駐プログラムのせいです。 山登りする時に、あれもこれも便利そうな物を全部持って行ったらどうなりますか? あなたは今までそんな状態で富士山を登っていて、重い〜、苦しい〜と言っていたのですよ。 軽量化すべきですね?リソースを増やすのは簡単だけど難しいです。

とりあえず簡単な実験です。 アイコントレイにアイコンがいくつありますか?それらは全て常駐プログラムです。 全部終了という訳には行きませんが、必要ない物がありませんか? それらのアイコンを右クリックして、「終了」があったら終了させて、メーターを見てみましょう。 リソースが増えてませんか? 実は、今までの作業でも少しずつリソースが増えていたのです。 今は以前よりはウィンドウズがさくさく動くような気がするでしょ?

何を終了して良いか判らない?そうでしょうね。終了できるものは全部終了させて良いですよ。 再起動したら元に戻りますから(='m') ウププ  気が付きましたか?何かの設定を変更しないと、いつまでもリソースが増えないということに。

何を常駐させないかはPCによって違いますし、慣れてる詳しい人でも難しい設定です。 次から、とりあえず、リソース残りの最大値を知る方法を伝授します。

リソース最適化お勧めWebサイト

私の解説より詳しくて、文字数制限も無く、画像入りで解りやすいHPを紹介します。

仮想メモリの最小値が低すぎ(XP)

「仮想メモリの最小値が低すぎます」という警告が出る理由はいくつかあります。

  1. 仮想メモリの設定を間違えた
  2. ハードディスクの空き容量が極端に少ない
  3. ウィルスやスパイウェアが仮想メモリを使ってしまっている
  1. XPの場合、スタート→コントロールパネル→システム→「システムのプロパティ」画面で 「詳細」タブ、「パフォーマンス項目」の設定ボタンをクリック。 「パフォーマンス オプション」画面→「詳細設定」タブの「仮想メモリ」項目の「変更」ボタンを クリック→「仮想メモリ」画面で、「ページングファイル」の最小値が386MBあればOKです。 (数値が違う場合、「システム管理サイズ」に印が付いていればOKです)
  2. 上記の自動設定では、仮想メモリの最小値・最大値はハードディスクの空き容量に左右 されますので、空いてるハードディスク(Dドライブ等)に仮想メモリを移動しても良いでしょう。 下準備に、空いてるハードディスクをデフラグしておきましょう。 設定方法は、上記の続きで、「選択したドライブのページングファイルサイズ」項目で、 「カスタム サイズ」に印を付けてから、上のドライブ一覧で「D:」をクリックしてから、 「初期サイズ」と「最大サイズ」に772(1000でも可)を入力して、「設定」ボタンをクリック。 次に、上のドライブ一覧で「C:」をクリックしてから、「ページングファイルなし」に印を付けて から「設定」ボタンをクリック。「OK」で閉じて再起動すれば完了です。
  3. PC最適化作戦の3番(だったかな?)下準備の記事を参考に、 「セーフティモードとネット接続」で起動して、外部からウィルスとスパイウェアをチェックしましょう。 アンチウィルスソフトが入っていても、月に一度は外部からのチェックを勧めます。

リソース残り95%?

この手順を実行した後の数値でびっくりした方がいました。

>初めは上から49・49・82だったリソースメーターが、95・95・98に増えているのがちょっと

>心配です・・・。70%以上ならOKということですが、数字が大きくなりすぎても平気ですか?

正常に動いて、インターネットに接続できるなら問題ありません。 ただ、この数値は、アンチウィルスが入ってないのではないかと少し心配になりました。

他の人の報告では、アンチウィルス起動していて84%という結果が出ました。

リソース解放手順

まず、全ての手順をワードかメモ帳にコピーして印刷して下さい。

まず、リソースの最大値を計測します。

スタート→ファイル名を指定して実行→「MSCONFIG」(小文字も可) と入力してエンター。 「システム設定ユーティリティ」が起動します。 しつこいようですが、どこでもクリックしたらダメですよ。 特に、「win.ini」「system.ini」「config.sys」「autoexec.bat」タブは絶対に変更しないこと。 使うのは、左はじの「全般」タブ、右はじの「スタートアップ」タブだけ。

「スタートアップ」タブの内容を確認。 チェックがいっぱい付いてますね?全て常駐ソフトです。 その中で不要なもののチェックを外せばOKなのですが、区別・判断できないでしょ?

次に、「全般」タブに戻って設定を変更します。 ふつうは、「標準の起動」が選択されていますが、さっき常駐ソフトを終了した後、再起動 してない場合は、「起動オプションを選択する」になっているかもしれません。(どっちでもOK)

これを、「診断用の起動」を選択して、OKボタンを押して、再起動します。

再起動後、必要最低限のドライバ(プログラム)だけが読み込まれます。 この状態で、リソースメーターの値をメモします。 リソース残りが70%を超えて、80%までいってるかもしれない。 これが最大値です。数値をメモして下さい。

次に、実用設定に変更します。

スタート→ファイル名を指定して実行→msconfig エンターで、「システム設定ユーティリティ」起動。 「全般」タブで、「起動オプションを選択する」を選び、「スタートアップ グループの項目を読み込む」以外の全てに、チェックを付けて再起動。

またリソースメーターの数値をチェック。70%超えていたらOKです。 この時、アンチウィルスが正常に起動していて、インターネット接続できれば、終了です。

起動していない場合、「スタートアップ」タブで該当するプログラムにチェックを付けて再起動します。

アイコントレイのアイコン数が減っている筈ですが、使うのに支障が無ければそのままでもOK。 何か足りなくて不便なものがあったら、「スタートアップ」タブでチェックを付けて再起動すればOK。 プログラムによっては、「アイコンを表示しない」等(表現は様々)の設定があれば、少しでも リソース残りを稼げます。

元に戻す方法

スタート→ファイル名を指定して実行→msconfig エンターで、システム設定ユーティリティを起動。 「全般」タブで、「標準の起動」を選択して再起動。これで元に戻ります。

何が原因で不具合が発生したか、私の目の前にあれば判断できることですが、今は無理。 リソース残りの最大値を目標に、試行錯誤で一つずつ実験していくしかないでしょう。 近所にPCに詳しい人がいたら、相談するのがベストですね。

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